2009年3月21日 (土)

大阪空港で全日空機が滑走路へ誤進入(?)

 日経紙2009年3月21日朝刊によると、20日午前9時20分ごろ、羽田行きの全日空18便が仙台発のJALエクスプレス機が約3分ごに着陸予定の滑走路へ誤進入し、管制官の指示でJAL機に着陸のやりなおしを行い事故を回避したとのこと。
 その後のテレビなどのニュースでは、誤進入したとされた機のパイロットは進入許可を管制官から受けたと主張しておられるようである。 運輸安全委員会が調査を始めた。

 過去最悪の航空機事故は、スペイン領カナリア諸島のテネリフェ島の空港で1977年3月に、離陸中のKLM機と滑走路走行中のパンナム機の衝突事故で583名の犠牲者を出している。 最近、空港内のこの種のトラブルまたはインシデントが比較的多いように感じる。いいふるされた法則では、インシデントの多発は重大事故に結びつくとのことであるので、要注意である。

 新聞では全日空機の乗員乗客407名、JAL機は167名と伝えている。計574名の方の命が危険にさらされていたことになる。

 英語による口頭管制を補完する、交通信号的設備が滑走路に必須ではないか。

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2009年2月10日 (火)

国のエレベーター事故の調査体制が動き出した

 旧聞に属するが、2009年2月4日、5日に国交省報道発表やそれによる新聞報道で「昇降機等事故対策委員会」が設置されることになったとのこと。 事故発生メカニズム等の調査及びこれを踏まえた再発防止対策の検討を迅速かつ適確に行うことを目的としている。

 国交省のホームページによると、平成18年6月3日の東京港区シティハイツ竹芝のエレベーターにおける戸開走行死亡事故については、まだ原因は判明していない。 平成20年10月15日に警視庁に事故機の調査を要請と記されているので、それまでは原因調査は犯罪捜査上の調査としてしかなされていなかったように見える。

 平成20年12月8日の京都左京区のマンションにおいてエレベーターにはさまれ事故があったが、これについても原因がわかったとは記されていない。 京都市が立ち入り検査をして動作確認後に運転復旧としている。

 国交省の報道資料には含まれていないが平成19年10月22日には大阪西成警察署のエレベーターが人の操作なしに上昇し7階天井に衝突している。 これについては旅先でテレビで見たのでくわしいことはわからないがけが人がいないので調査対象外かもしれないが怖い事故である。

 設立された委員会は 運輸安全委員会のように調査の権威と権限をもたれることを期待したい。

 この委員会は 社会資本整備審議会 の下部の建築分科会の下部の建築物等事故・災害対策部会のそのまた下部に属する委員会である。 正式委員会名や委員の方々は2月6日の建築物等事故・災害対策部会で決められることになっている。

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2009年1月28日 (水)

シンガポールの大観覧車営業再開

 人出で賑わう旧正月に間に合うタイミングで 昨年12月23日の長時間停止事故で営業を停止させられていたシンガポールの大観覧車「シンガポール フライヤー」に営業再開許可が警察から出された。
 二つのバックアップが付加され、安全性がドイツのTUV SUD社により証明されたことをうけて警察が1月25日に許可を出し、26日から営業を始めた。

 事故の原因は電気火災で観覧車を動かす駆動システムが全部止まったことによる。 駆動システムは6系統ありそのうち3系統が正常なら動く信頼度の高い設計であったが何らかの理由で全システムに影響が及んだ。
 観覧車のcontractorはMitsubishi Heavy Electricと書かれている。 日本名でどの会社に当たるのかわからない。

 この事故は国会でも問題になったらしく観覧車竣功時の最初の営業許可の詳細について議員の質問に副首相が解答している。
 防火面では消防関係当局、一時占用では建築当局、娯楽施設面では警察、安全性の技術審査面では前述のドイツの技術サービス会社TUV SUDがそれぞれ関わっているようである。
 以上は現地新聞のThe Straits Timesのインターネット版ならびに大阪市中央図書館所蔵の新聞による。 誤訳、誤解釈があるかもしれない。

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2009年1月23日 (金)

新千歳空港の滑走路上でのニアミスの原因報告が出された

 運輸安全委員会から2008年12月16日新千歳空港で起きた重大インシデントについてその原因の報告が出された。 新聞の報道と同委員会の報告書(http://araic.assistmicro.co.jp/jtsb/aircraft/download/pdf2/AI09-1-2-JA8904-JA8020.pdf)によると 新千歳空港B滑走路で待機中の日航機(502便)が管制官の許可のないまま、離陸のための滑走を始めたもので、前方1800mほどに着陸して走行中の別の日航機がいた。
 管制官の緊急停止指令で滑走をとめさせて事なきを得た。
 原因は、管制官のいわば助言「expect immediate take off すぐに離陸を許可するから心の準備をしておけ」をパイロットは immediate take off 即離陸と解して動作を起こしたようである。 報告書をよむとパイロットはexpect は聞こえなかったと主張している。 飛行機の音声記録はあとの情報で上書きされて残っていないとも書かれている。
 管制官側の記録にはexpectは入っている。
 パイロットは核心の情報のみが必要で余計なものはいらないと主張しておられるし、管制官は 親切に状況を伝えるように日頃から教育されていると言っておられる。
 当日雪で、離着陸は円滑でなく管制官は迅速に捌くために一生懸命やっておられたのであろう。

 史上最大の航空機事故は、1977年スペイン領テネリフェ島の空港で起こった管制官と
KLM機の情報交換ミスが原因とされ同機とパンナム機の衝突事故で583人の犠牲者を出している。  安全委員会の報告には参考事項として触れられているが新聞報道では朝日に書かれているのに気が付いた程度である。 管制官の方もこの事故は知らなかったと言っておられる。 
 再発防止のためには起こってしまった悲惨な事故を教訓とすべきと思うのでその注目度の低さはすこし寂しい気がする。 
 
 

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2008年4月 6日 (日)

大型粒子加速装置が作り出すのはビッグバンか最悪ブラックホールか

 今日、4月6日の日経紙のサイエンス記事に欧州合同原子核研究機関が今秋、大型加速器(Large Hadron Collider)を完成させると書いている。 この加速器は陽子を正面衝突させて宇宙の始まりのビッグバンに近い状態を作り出す。未知の素粒子が生まれることを期待されている。
 この責任者のひとりオックスフォード大のロジャー・キャッシュモア教授は「新しい加速器によって物理学は黄金時代を迎えるだろう。これから物理学の進むべき方向がはっきりわかる」と述べておられる。
 ところが、週刊ニューヨークタイムズ(4月6日付け)に2人の人がこの装置による研究で地球を飲み込むブラックホールが出来る可能性があると主張して研究差し止めを求める訴訟をハワイで起こしたことが報じられている。
 一人はハワイ在住のワゴナー氏で物理学者、もう一人はスペイン在住のサンチョ氏で自称 時間理論の研究者という。
 このことを家内に話したところどこかのテレビで放送していたとのこと。
注意して日本の権威者の話を聞いてみたい。

 

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2007年12月22日 (土)

エキスポランドのジェットコースター事故その15 保守管理責任者書類送検

 事故を起こしたジェットコースターの保守管理責任者の2人の方が業務上過失致死の疑いで書類送検されたと、12月20日付けの新聞に報じられた。
 事故の原因は2両目左車軸が疲労破壊して脱線に至ったものである。 専門機関による車軸の鑑定によると、破断面に金属疲労を示す波状の模様が確認された。車軸の下から上へ向かって破断が進み事故の半年前の時点で約6割の深さまで亀裂が進んでいた。
 捜査本部は「この時点で検査をしていれば傷は見つかり事故は未然に防げた」と結論づけている。

 事故後に国土交通省が全国のジェットコースターについて調査したところ306ある遊具のうち、約119が過去1年間に一度も精密検査を行っていないことが判明した。府警幹部は立件について「エキスポ社だけでなく、業界全体のあいまいな管理体性を正す意味があった」といっておられる。
 「6割しか精密検査を行っていなかったとは、遊園地業者はけしからんと」いう前に、監督官庁の安全指導・チェックなどの行政の点数がかろうじて合格点の60点強であったということでありフィードバックされたこの情報を安全対策に生かしていただきたいと不遜ながら思う。

以上は日経紙2007年12月20日(朝刊)による

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2007年10月17日 (水)

赤福 製造日改ざん騒動その2

 赤福「製造日改ざん」の新聞記事を見、NHKが全国放送で自動改札トラブルの次に報道し、しかも農水大臣まで登場されたので大変な不正と思っていたが、はたしてという気がしてきた。

 製造日云々とあるが、インターネットから得た知識ではJAS法では製造日の表示義務は無いということであり、製造日改ざんという”罪名”は根拠を失っている。

 そこで、根拠としたのが、農水省のホームページによると「加工食品品質表示基準の(表示禁止事項) 第6条(3)その他内容物を誤認させるような文字、絵、写真その他の表示」 に抵触するとしている。  この条文を読むと紛い物を 本物と思わせるような表示は問題ありと言っているように思われるが、この条文を適用して解凍品を消費期限をリセットして新製造品と消費者に誤認させるような不適正表示と断じている。

 他に、成分の表示順序が間違っているとあるがこれは修正すべきことであるが大臣がNHKのトップニュースで言うほどの国政の重大事かと思う。 

 長い間購読しているクオリティーペーパーを自認する日経紙に「・・・記載し直して再出荷する手口で改ざんを行っていた」との記事があるが、「手口」とは犯罪者に対して用いる言葉ではないか。

 好奇心から近くのスーパーで表示を見てみた。  さしみ、握りずしの一部、ご飯、弁当の一部の商品、などには 加工日と消費期限が表示されていた。 さしみの場合は解凍を意味すると推定できるが他は不明。 加工日は義務表示ではない。

 赤福も謹製でなく謹加工とでもしてディスカウントで売ればお咎めはなかったであろうが売れ行きは芳しくないであろう。

 内宮門前町に賑わいをもたらし、伊勢市にも貢献しているであろう「おかげ横丁」は赤福が経営しているもののようである。 先代の社長は伊勢商工会議所の会頭職にあり 市政にも少なからぬ影響力をお持ちと推定される。

 インターネットによると伊勢神宮の遷宮で多くの参詣客を受け入れるために JR参宮線を廃止するように主張されたとの情報もある。沿線で少年期を過ごしたものとして私は反対であるが、思い切った主張をされる方のようである。

 

 

 

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2007年8月13日 (月)

フランスで遊戯施設の事故その3

 ブースターとよばれる事故を起こした移動組み立て式の遊戯施設は全世界で30台、フランスでは8台ある。
 親子2人の死者を出したことで過失致死罪での捜査も行われている。  事故の原因はこの機械の「製造上ならびに設計方針上の欠陥(défaut de fabrication et de conception)」とされ、直接には金属疲労(fatigue constatée sur les métaux)であり、当面、当局からブースターの使用禁止となっている。
 内務省が中心で規制の強化が検討されており、そのひとつは、従来の3年周期の検査から1年ないし半年にすることも言われている。

 この施設は、中心部を支点とする一本の腕状の構造物(長さ30m強)の両端につけられた人を乗せる篭(4座席)が、支点を軸に円運動をするもので、篭の時速は90km弱に達し、回転数では毎分12回というスリルに富むもののようである。
 休暇でアメリカ滞在中のサルコジ大統領はこの件の安全対策について指示を飛ばしている。

 以上、ルモンド紙とフィガロ紙のインターネット版を読んでの記録であり、仏語の解読の誤りを恐れずに書いた。

 先ほどのテレビ放送で、韓国でやはり移動組み立て式の遊戯施設(観覧車状)の事故で5人が亡くなったという報道があった。

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2007年8月11日 (土)

エキスポランドのジェットコースター事故その10 営業再開

 8月10日、事故から約3ヶ月ぶりに、エキスポランドが営業を再開した。 ただし、事故を起こした「風神雷神Ⅱ」は撤去された。
 安全対策は十分なされたことが確認されてのことであろう。

 この事故以来、各地の遊戯施設(コースター類)の安全対策がずさんと報道され続けているが、たかが遊戯施設という気持ちか、監督官庁も含めて世間一般の関心が薄かったことも否定できないと思う。

 安全対策として、やるべき車軸などの探傷試験の義務化も進められ、新聞によると東京都が年2回の義務化を打ち出したとされる。

 これによる、コスト増に耐え切れずに廃業する遊戯施設もあるとのことである。

 この検査周期は、何年が合理的なものか、再検討の必要はないのか。 鉄道車両の例では重要部を分解しての点検は4年以内毎、これも、以前は3年ごとであったものを綿密な調査で点検周期を伸ばしたと聞いている。 ジェットコースターの分解点検周期も合理的な調査研究で決めることが必要なのではと感じる。 

 8月4日には、フランスのパリの郊外の町で、ブースターというトレードマークの移動組み立て式の 遊戯設備で事故が起こり空中を旋回する露出型カプセルに乗っていた2名が死亡している。

 安全に子供や若者、場合によったはシニア層の冒険心を安全に満足させられるように、遊戯施設にも一層の関心を社会全体が払わなければならないと感じる。

 

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2007年8月 7日 (火)

フランスで遊戯設備の事故その2

 フィガロ紙の記事に書かれている、ブースターとよばれる、事故を起こした遊戯設備の製造会社 Fabbri Groupのウエブサイトを探した。
 fabbri とboosterをキーに探すとすぐに見つかった。
 遊園地に固定されているものと思っていたが、そうではなく、祭り・縁日などにトレーラーで運んでいき目的地組み立ててアトラクションとして動かす物のようである。

 事故当日、サン・ジェルマン・アン・レーではLa fete des Logesと呼ばれる祭りの最中であった。

 ブースター の仕様、設営手順、搭乗中のブースターからのビデオ記録など下記ウエブサイトで詳しく見ることができる。
http://www.booster-ride.com/booster/takearide.htm

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