電気機器の発火発煙事例その21 アイ・オー・データ機器のハードディスク発煙
5月21日付けの経済産業省プレスリリース、日経紙夕刊に報道されていたものである。
「株式会社アイ・オー・データ機器が製造・販売したハードディスクの一部において、内蔵されている電源装置に使用されている電解コンデンサの経年劣化がきっかけとなって、過電圧クランプ用ツェナーダイオードが異常昇温し、ツェナーダイオード周辺の基板が炭化して、発煙に至る事故が発生しました(発煙62件。うち重大製品事故(火災)1件。人的被害なし)。」以上同省のプレス発表より。
問題機種は同社の「HDL-U シリーズ」のうち、2004年3月から2005年1月までの間に製造された製品の一部ということであるので、古いもので4年程度しかたっていない。通常10年程度で劣化するといわれる電解コンデンサーにしては異常に劣化が早かったということであろうか。
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