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2007年5月11日 (金)

エキスポランドのジェットコースター事故その3 金属疲労

 この事故の原因は、直後から金属疲労による車軸破断と報道されている。 刑事事件として捜査が行われているので実際にそうであったかどうかは専門家の鑑定に付されていると思われる。

 昨年4月14日に、東京の新交通(無人運転)ゆりかもめ が船の科学館駅出発時に脱線事故を起こしたが、その時の原因として報道されたのは、走行輪取り付け部が金属疲労により破損して走行輪がはづれたとのことであった。(ブログ記録4/18) しかし、航空・鉄道事故調査委員会のホームページによるとこの事故は調査中となっているので原因は確定していないのかもしれない。

 ジェットコースターの車軸の折れた箇所は最新の報道では、車両内部につけられている車軸の根元の部分であった。 新聞でみる片側の車輪の構成は鉄道とはことなり、5ヶの車輪が丸棒状のレールを3方向から抱きかかえるような形で、これならよもや脱線は無いと安心感をもたせるものである。 しかし、構造上この車輪群は1本の車軸で車両に取り付けられていたので、今回の一箇所の破断で5個のすべての車輪が脱落してしまった。 脱線というより支持物がなくなり傾いた状態となった。 鉄道なら巻き添えで前後の車両も脱線するところ、この事故では連結している他の車両が脱線するなどの大きな影響はなかったように思われる。

 不幸なとことに、このコースター亡くなられた方は立ったままのために傾きにより大きく軌道をはずれ点検通路の手摺に接触された。手摺が近くにあったことも事故のひとつの要因であろう。

 構造を見る限り、コースターが脱線して車両が下へ転落する危険は想定しにくい。しかし、この事故を通して振り返ると一つの車輪群が欠落する事故は想定するべきであったということである。 保守点検のやり方がどうであったかと言うことは別問題として、このような事故想定が自分がその立場にあるとして出来たかどうか。 出来たとすると保守の重点がなにかが分かったであろう。

 
 

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